ベトナムの35歳定年説は本当にある

近年、コロナ影響で働き方が大きく変わり、日本市場において年齢制限による制約が無くなっったように思います。IT業界においては能力の高い人材は40代、50代になっても高いパフォーマンスを維持することが可能になっている。

特に健康管理、自己管理がしっかりできている40代のビジネスパーソンは高収入を得ている。他の追随を許さない状況だ。


一方でベトナムは違う。35歳を過ぎると急激に成長速度が落ち、収入も下降線をたどる人材が多く存在する。IT業界において成長できなかったシニア人材は職種を変えるか、雑用レベルの業務をこなすことになる。

ベトナムでは年金がほとんど支払われないため、かなりの高齢になっても労働対価が必要になってくる。また、そのような両親のもとで育った若い人材は両親をサポートする負の連鎖が生じるのである。ベトナムは家族が一つの社会と言っても過言ではなく、能力の低い家族社会は貧困層となる。


ベトナムでは35歳定年説が実際に起きているため、社会の歪み、貧富の格差が拡大している。IT人材が豊富と言われる市場であるが、この社会問題を考慮しながら拠点設立が必要がある。先日、また一つ日系IT企業がベトナム拠点の撤退を決定した。撤退の理由は高齢ベトナム人材に管理手法を一任した結果によるものである。まさに老害に足を引っ張られた典型的なケースである。


ベトナムIT人材を育成、事業成長領域に無い日系IT企業はベトナム進出がさらに難しくなってくるだろう。


弊社では30歳以降の人材を採用しないようにしている。


数多くのエンジニア人材を面談、管理してきた事実である。


35歳定年説はここベトナムで存在する。

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