ブリッジシステムエンジニア(BSE)のジレンマ

ベトナムのITオフショア開発において、日系企業は日本語が話せてIT技術に長けているブリッジシステムエンジニア(以下BSE)を管理者として配置することが多い。

申し上げておくと、現在のベトナムにBSEはほとんど存在しない。弊社が採用活動する中で本当のBSEに出会ったことは一度もいない。 どの人材もスキル内容は、ITコミュニケーター止まりである。 


日系IT企業は、BSEというアピールに騙されることが多く、システム開発、管理能力がないBSE人材を採用してしまう。 そのため、エンジニアとの亀裂が発生し、システム開発すらままならない状態が起きる。では、なぜ彼らはなぜBSEとしてアピールするのか!? 

それは給与テーブルが高騰しているからである。 ベトナム市場における採用コストは、ITコミュニケーターは高くて1,500USD/月程度、 BSEは高くて3,000USD 〜 4000USD/月にもなる。約2倍ほど開きがあり、日本の新人より高い給与で採用されているのが現状だ。



ITコミュニケーターはあくまでも仕様書、設計書の翻訳、通訳が主な仕事内容となるため、技術的なサポート、管理能力を持ち合わせていない。 逆にBSEは、ITコミュニケーターのスキルに加え、技術支援、管理能力に長けている人材を示す。 日本のIT業界でいえば、CTOに近しい人材となる。

近年、そのような人材は日本に常駐しているか、自分の会社を運営しているため、オフショアIT開発拠点に応募することは稀である。

弊社の経験上、そのような希少人材を探すのであれば、ITコミュニケーターと優秀なエンジニアを採用した方が合理的であると考えており、特に若い人材を採用する場合、育成する前提で開発チームを構築している。




この方法により 弊社が支援しているお客様は、社内のトラブルを大幅に激減しており、離職率の軽減に成功している。

また、ベトナム人の特徴として、30代になると成長路線が鈍くなり、頑固になる傾向がある。

そのため 社内体制に余裕があるのであれば、フレッシャーを採用し育成する方が体制強化を容易にできる。リーダークラスばかり採用していると、社内トラブルが絶えない状況に陥るであろう。

優秀な大卒のベトナム人エンジニアは吸収が早く、伸びしろが大きいので管理が容易。

相場価格として300USD/月前後で採用できるため、うまく運営できれば費用対効果は抜群である。

ベトナムで長くシステム開発を運営している会社は、大学と連携し大学内でラボチームを構築し、もはや高い手数料を搾取しているラボ型契約のIT会社は活用しないのである。 

弊社は、ベトナムITオフショア開発をワンストップで支援する画期的な支援事業がございます。

上手にオフショア拠点を立ち上げる他社にはないサービスです。詳細内容はプロフェッショナルチームにお問い合わせください。

一社でも多く、ベトナムのITオフショア開発拠点を運営できるよう願っております。


ベトナムIT開発支援 プロフェッショナルチームより


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