ベトナム人は好きか嫌いかだけで判断

ベトナム人をマネージメントしていると、ときどき子供を相手しているような感覚になる。

なぜなら、物事の判断はすべて好き、嫌いだけで行うからだ。ビジネス上では好き、嫌いで判断し、意思決定することはない。

なぜなら、仕事と個人的な感情は共存しないというのが一般的な考えである。


しかし、ベトナム人は後先考えず、「好き嫌い」で物事を判断し、行動することが良くある。

〜 後悔先に立たず 〜

行動が先に、思考は後になる傾向があり、大きな過ちを後で気づく場合が多い。

自分の行動に後悔するベトナム人を何人も見てきた。少し先のことを考えれば、決してこのような判断や行動はしないことを平気する。

それだけ自己愛が強く、プライドが高い国民なのである。

立場と年齢をしっかり厳守するヒエラルキーにあるからこそ、自走させる余地を作らないこともベトナム人をうまく管理する方法だ。

日本人は、特にこの管理方法を苦手とするから、また厄介な問題へと発展する。日系IT企業が長くベトナム市場で芽が出ない理由の一つである。


嫌われないようにするにはどうするか、自分自身をさらけだし、素直にベトナム人が好きであることをアピールする以外方法はない。

一緒に盃、家族関係を構築できないのであれば、ベトナム市場で挑戦する必要はないだろう。

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