日本とベトナムのビジネスにおいて、スピード感の違いがある。
即決できる意思決定や権限がないとベトナム市場でのビジネスは難しいだろう。日本人のように一度持ち帰って検討する習慣や、中途半端な答えもベトナム市場では嫌がられる。
グローバル市場では常にそうであるように。
例えば、賃貸契約する場合、その場でデポジットの現金を払う勢いて進めないと、後日契約できないことがある。実際、弊社もオフィス契約を支援した企業様が、その場で決定しなかったため、他の外資系企業に契約されてしまったことがある。たった、半日の余地を与えただけである。
成長市場であるがゆえに各国の企業がベトナムに進出している。韓国企業が一番多くの投資を展開しており、彼らと競争することになると負けてしまうことがある。その原因は、「スピード感」である。とにかく、日系企業は稟議だの、日本本社との調整など、即決できる状況下にない。独特な商習慣が仇となっている。
スピード感ある意思決定ができる拠点長を駐在させることが、一つの肝になるだろう。
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