ベトナム人を管理して感じることは、周りから影響される人が多いということ。特に卒業したばかりの社会人1年目は、一緒に働く上司の影響を強く受ける。そのため、一緒に働く上司が悪い人であれば、悪くなるし、良い人であれば、良くなる。
決して誇張しているわけではなく、若いエンジニアを見ているとその傾向にある。ベトナムは社会主義国なので、立場の高い支持は絶対であり、それに従うことが通例である。
昔のオフショア開発であれば、指示系統が決まっており、上長からの指示通り仕事することが普通であった。日本の戦後教育と同様で、詰め込み式の学習で自分で考えで課題解決を図る思考性は、非常に乏しい言っても良い。
最近は組織で仕事するより、エンジニアであればフリーランサーとして働く人も多く、組織型のチームワークで働く形態に少しずつ変化が起きている。オフショア開発の成熟期に入っていることもあり、指示通りのタスクをただこなすだけでなく、高いパフォーマンスに加えて、独自のアイディアを含めて課題解決する能力が求められるようになってきた。ベトナムで開発チームを構築する際、上記の状況を踏まえて構築することをお勧めする。
ジュニアレベルのエンジニアは自走で開発できないが、日本の新人エンジニアより圧倒的なコストパフォーマンスを発揮するので、うまく利用することで費用対効果を出せる。
弊社がお勧めする開発体制は、ピラミッド型をベースとした1.人格者、2.スキルレベルの順番で人材を集める方法である。特にベトナムでは、悪魔のような性格を持った人が一定存在するため、開発チームを構築する前に色々な事件に巻き込まれるリスクも多くあるのがここベトナムである。管理者は人格者を採用するよう慎重に進めましょう。
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