経済成長の中のゆるみ

よくも悪くもベトナムは経済成長の真っ只中にある。ベトナムは北と南では思考回路が根本的に違うのだが、ホーチミンは外国人にとって過ごしやすく、一年中常夏で気持ちがよい。

特にホーチミンの人間は、正直で楽観的な特徴があり、ハノイ人ほど警戒心が少ない。

ハノイはホーチミンよりアンダーマネーが色濃く残っている。

その点ホーチミンは南国あるあるで、写真のようにお花畑にいるように開放的だ。ただし、きっちり仕事を決めきれない特徴もあり、何事もビシッと角を揃えて達成することができない。


例えば、スケジュールの期限や、約束事、時間の感覚、味付けの感覚が甘い。時には直角の角みたいにキリッとする事も必要なのだが、ホーチミンの人間は給与が入るとすぐ使う傾向があったり、将来的に何か準備することに疎い。今日が楽しければそれでいいマインドが随所で見られる。このマインドは一年中米が採れることに起因する。


近年ベトナムの経済が発展することで失業率は低く、昇級率も一定確保、ボーナスも業績有無に関わらず受け取ることができる。また、失業保険も数ヶ月間6割支給など、生活する上での危機的状況が生まれにくい環境となっている。


この環境下を考えれば、ゆるみというのは必ず出てくるものであり、思考の深みがとても浅いのが大きな悩みとなる。決定的な打開策はないが、「ゆるみ」に合わせる事なく、常に「締め続ける」というのがポイントである。


ここら辺のポイントを抑えながらホーチミンで生活すると、とても快適で幸福度が高い。

なぜなら、今の日本みたいに弱体化しているわけでもなく、常に成長を続けいているからである。日本でいう「ストレス」というのが基本的に発生しないのがベトナムである。

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