近年、世界中で宗教関連のテロが多発している。これはビジネスを進める上で大きなリスクとなる。その点、ベトナムは9割が仏教徒、3割がキリスト教徒という構成上イスラムのような過激化組織がない国である。東南アジアの中でIT先進国で宗教リスクがないのは、ベトナムだけである。
また、熱心な仏教徒は、ここベトナムのビジネス上でもとても重要なポイントになる。
なぜなら、ベトナムはまだ賄賂が横行しているアンダーマネーの世界があるため、善の心得がある仏教徒は経営レイヤーで参画してもらうと非常に役に立つ。熱心な仏教徒は基本的に真面目であり、悪いことすると後世まで残るという教えである。素晴らしい利他の精神がある。
一方でキリスト教徒は、悪事を働いたとしても懺悔すればすべて許されるという安易な心構えであるため、仕事上で大きなトラブルを発生することが多々ある。日常生活で利用するタクシーもキリスト教信者は気をつけた方が良いだろう。清算時に必ず確認すること。イェス様の置物が運転席付近に必ず飾ってあるので、すぐわかる。
今後グローバルビジネスにおける宗教リスクは、重要なポイントとなるだろう。近年のオフショア開発は、バングラディッシュ、フィリピン、カンボジアなど広範囲に広がってきているが、どこもうまく稼働していない。
ベトナムが選ばれる理由がここにある。
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