IT業界おいて、ベトナム人の定職率はとても低い。1年間働ける人は、10人採用したら3人くらいなものである。どんなにオフィスが立派でも、福利厚生が良い条件でも働く環境が自分に合わないとわかればすぐに転職をする。製造業や会計事業とはまったく異なるのである。
現在の日本市場も同様であるが、エンジニアは売り手市場なので、少しでも高い給与を条件とすれば、すぐに転職するのがベトナムのIT業界全般にいえることである。弊社の長年の経験からして、この早期退職者を未然に防ぐ方法は、ただ一つ。
若くて性格が優しく、人格者である人を採用することである。
スキル、経験年数などは二の次である。ゼロからベトナム法人を設立し、採用、チーム構築をする上でとても重要なファクターである。重要なファクターは以下の通り。
[採用してはいけないベトナム人エンジニアの特徴]
・自信家、何でもできるとアピールする人物
・SNS上で素性がわからない人物
・転職回数が多い人物
・1年間同じ会社で働いたことがない人物
・自分はブリッジシステムエンジニア(BSE)であるとやたら主張してくる人物
・友達がほとんどいない人物
・WEBシステムの全体概要すら説明できない人物
・開発プロセスをしっかり説明できない人物
上記、採用してはいけないエンジニアの特徴をまとめておきました。ベトナム人は、とてもプライドが高い民族です。また、年齢が高くなるにつれ成長曲線が極端に伸びないのが特徴的です。日系のIT企業がベトナムオフショア開発を営業する上で、やたらと「優秀」という言葉を使います。しかし、現状はそれほど多くありません。少し過度的にであると弊社は感じております。開発プロセスすらまともに説明できない、WordPressのみ開発しただけのエンジニアが高い給与を要求してくることも多くあります。しっかり実績を見極める必要があります。
若いエネルギーに満ち溢れ、元気な一面もありますが、しっかりワークするエンジニアは育成するか、まじめな人物しか将来の可能性はありません。日本市場の人口減少が進むにつれ、ベトナムオフショアはさらに注目を集める事業になります。同じ過ちを繰り返さないためにも、双方がしっかりと理解することが求められます。
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